> > 家の葬式【アイデア】
リノベーションEXPO JAPAN 2013 第3回リノベーション・アイデアコンペティション

2015.11.10

家の葬式【アイデア】

リノベーションアイデアコンペ テーマ「空き家問題を解決せよ!」にて「視点特別賞」を受賞した作品をご紹介します。
アイデアコンペなのですが、家が空き家化し解体せざるを得ない状況になったとき、「葬式」を行おうという提案なのですが、地域で家の最期を看取り廃材を地域に活かそうといった提案になっており、習慣として根付けば面白いなーと思いました。

「家の葬式」

ランドブレイン株式会社
技術部 生山翼 岡部将己 田中時光 俣野喬仁

日本の空き家数は今、着実に増加し続けている。
そんな中、空き家を有効に活用するために、様々な手法が実践されている。
しかし、有効活用できる空き家の数はごく一部であり、本質的な問題解決にはならない。
この問題の本質は空き家をいかに生み出さないかということになる。

空き家の発生原因に目を向けると、
所有者の死亡や福祉施設への転居といった「個人の事情」によるものが大半を占めている。
しかし、多くの家の所有者は、そのことに気づいていない。
秋や問題に「我がこと」として向き合う習慣がないため、
いざ我が家を使うものがいなくなった時にうまく対処することができない。
家の所有者に、「家を使うものがいなくなった後のこと」を想像してもらえないだろうか。

・・・そこで家を壊す際に、無くなりゆく家を弔う「家の葬式」を行う。

「家の葬式」は、家の所有者のみならず、地域住民の参加のもとで行われる。
そこでは、参加者一人一人が空き家の最期を見つめると共に、我が家との向き合い方に思いを巡らせる。
空き家の管理意識が高まり、
家が「空き家」となる前に対処法を検討する習慣へと結びついていく。
「家の葬式」が文化として地域に根付いた時、地域全体が新たな活力に包まれているでしょう。

02

03

04

05

06

この記事を書いた人
佐野 隼一朗 空き家キュレーター/建築士 37歳2児の父親。建築や店舗の設計をする傍ら、空き家問題について興味を持ち様々な活動をリサーチしている中で気づくと空き家キュレーターになってました。空き家問題をポジティブに変える活動を目指して日々リサーチ&ディベロップ。美味しいラーメンとステーキにも詳しい。 :Facebook :Twitter http://syunichiro.com
執筆した記事一覧