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2015.12.05

大阪府藤井寺市美しいまちづくり推進条例

○藤井寺市美しいまちづくり推進条例

平成15年3月31日条例第2号

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、藤井寺市環境保全基本条例(昭和58年藤井寺市条例第9号)第6条の規定に基づき、市民の健康で文化的な生活を保持、促進するため、廃棄物の不法投棄の防止や公共の場所の清潔保持など、市民の身近な生活環境の美化に関する行動の基本となる事項その他必要な事項を定め、これらを市、市民及び事業所等が一体となって取り組み、市内の美しいまちづくりを推進することを目的とする。

(適用の基本等)

第2条 市長は、この条例の施行に当たっては、他の法律、条例及びその他法令に定めるもののほか、第1条に規定する目的を達成するためにのみ許されるものであって、その目的を逸脱又は濫用し、市民及び事業者等の自由、権利並びに平穏な生活を不当に侵害することのないようにしなければならない。

(用語の定義)

第3条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 美観 落書き、吸い殻及び空き缶、廃自動車、廃棄物、違反屋外広告物、迷惑ビラ及び汚物の放置、又は散乱などがなく、清潔で快適な生活を営むことができる景観をいう。
(2) 美しいまちづくり 市内において、ゴミの散乱、汚物の放置などのない生活環境の美観に配慮されたまちの創造を図ることをいう。
(3) 事業者等 市内において、事業活動を行う者をいう。
(4) 公共の場所 道路、公園、広場、河川、駅前広場その他不特定多数の者の用に供される場所で、市長が指定するものをいう。
(5) 空き地及び空き家 現に人が使用していない土地、建物及び工作物又はこれに準ずる土地、建物及び工作物をいう。
(6) 土地等所有者 市内において、土地、建物又はその他の工作物を所有し、占有し、若しくは管理するものをいう。
(7) 落書き 他人が所有し、占有し、又は管理する壁、建物その他の工作物に、みだりにペイント、墨、油性フェルトペン等により文字、図形若しくは模様を描くこと、又は描かれたものをいう。
(8) 吸い殻及び空き缶 たばこの包装紙及び吸い殻、飲料のビン、ペットボトル、紙コップ及び缶、チューインガムのかみかす、菓子類の包装紙その他これらに類するもの(容易に投棄され、又は散乱しうるものに限る。)をいう。
(9) ポイ捨て 吸い殻及び空き缶を再利用のために回収し、又は適正に廃棄するために設けられた容器その他定められた場所(以下「回収容器等」という。)以外の場所に投棄し、若しくは放置すること。
(10) 廃自動車 道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第2条第2項に規定する自動車で、故障、部品の欠落、又は破損等により、その本来の用に供することが困難な状態にあり、かつ、汚物若しくは不要物と認められるものをいう。
(11) 廃棄物 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)第2条第1項に規定する廃棄物及び特定家庭用機器再商品化法(平成10年法律第97号)第2条第5項に規定するものをいう。ただし、第8号及び第10号に規定する吸い殻及び空き缶並びに廃自動車を除く。
(12) 屋外広告物 常時又は一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるものであって、屋外広告物法(昭和24年法律第189号)第2条第1項及び大阪府屋外広告物条例(昭和24年大阪府条例第79号。以下「府屋外広告物条例」という。)第2条に規定する屋外広告物、幟、幕及び旗並びに広告塔、広告板、建物その他工作物等に掲出され、又は表示されたもの並びにこれらに類するものをいう。
(13) 迷惑ビラ 大阪府公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(昭和37年大阪府条例第44号)第9条第1項に規定する迷惑ビラ等又は常時若しくは一定の期間継続して公衆の目に触れることを目的として、正当な理由もなく表示又は配置されるものであって、はり紙、はり札、パンフレット、リーフレット及びポケットティッシュその他これらに類するものをいう。

(市の責務)

第4条 市は、この条例の目的を達成するため、美しいまちづくりに関して必要な施策(以下「施策」という。)を策定し、これを積極的に実施するよう努めなければならない。

(市民の責務)

第5条 市民は、美しいまちづくりに努めるとともに、市が実施する施策に協力するよう努めなければならない。

(事業者等の責務)

第6条 事業者等は、その事業活動に関し、美しいまちづくりに努めるとともに、市が実施する施策に協力するよう努めなければならない。

第2章 美しいまちづくり

(空き地及び空き家の管理)

第7条 空き地及び空き家の土地等所有者は、当該空き地及び空き家に繁茂する雑草、枯草、吸い殻及び空き缶又は廃棄物を放置し、若しくは投棄し、それらが散乱するなどして周辺の生活環境の美観を著しく損なうことのないよう適正に管理しなければならない。

(愛護動物等の管理)

第8条 飼い犬、飼い猫その他の愛護動物(以下「愛護動物等」という。)の所有者又は占有者(以下「飼い主」という。)は、当該愛護動物等が人に危害を加え、又は器物を損壊することのないように、適正に管理するよう努めなければならない。
2 飼い犬の飼い主は、当該飼い犬を飼育場所以外の場所へ移動し、又は運動させるときは、犬のフンを回収するための用具等を携帯するなどして、当該飼い犬のフンを適正に処理しなければならない。
3 愛護動物等の飼い主は、当該愛護動物等の飼育を行わなくなったとき、又は死亡したときは、飼い主の責任において適正に措置しなければならない。

(落書きの禁止)

第9条 何人も、落書きをしてはならない。

(ゴミのポイ捨て禁止)

第10条 何人も、吸い殻及び空き缶をポイ捨てしてはならない。

(ポイ捨て防止のための事業者等の措置)

第11条 公共の場所に面し又は接して自動販売機を設置する事業者等は、当該販売に関して生じるゴミなどのポイ捨てを未然に防止するため、規則に定めるところにより回収容器等を設置し、当該回収容器等を適正に管理するよう努めなければならない。

(廃自動車の投棄等の禁止)

第12条 何人も、廃自動車を投棄し、又は放置してはならない。

(廃棄物の投棄等の禁止)

第13条 何人も、廃棄物を投棄し、又は放置してはならない。

(屋外広告物に対する措置)

第14条 屋外広告物を掲出若しくは表示しようとする者は、周辺の生活環境の美観を著しく損ない、通行を妨げ、又は道路標識等の視認を阻害することのないよう、適正な方法で行わなければならない。

第3章 指導、勧告、措置命令

(指導等の優先)

第15条 市長は、この条例に基づく措置又は処分を行うに当たっては、まず市民及び事業者等に対する広報、啓発及び指導等を優先し、講ずることをその基本とする。

(勧告)

第16条 市長は、第7条、第12条、第13条又は第14条の規定に違反している者に対し、期限を定め、雑草、枯草、吸い殻及び空き缶、廃自動車、廃棄物、又は屋外広告物などの散乱の防止、回収、移動、撤去、若しくは原状の回復その他必要な措置を講ずるよう勧告することができる。

(措置命令)

第17条 市長は、第12条、第13条又は第14条の規定に違反して前条の規定により勧告を受けた者が、正当な理由がなく、その勧告で示された必要な措置を講じないときは、期限を定め、必要な措置を講ずることを命ずる(以下「措置命令」という。)ことができる。

(措置計画)

第18条 前条の規定により措置命令を受けた者は、当該措置命令で命ぜられた措置が定められた期限内に履行できないときは、当該期限満了の日までに措置計画書を市長に提出しなければならない。

第4章 公表

(公表)

第19条 市長は、前条の規定に違反し、正当な理由がなく措置計画書を提出しないとき、又は虚偽の措置計画書を提出したときは、その者の氏名等を公表することができる。
2 市長は、前項に規定する公表を受ける者に対し、あらかじめ意見を述べる機会を与えなければならない。

第5章 立入調査

(立入調査)

第20条 市長は、この条例の目的を達成するため必要があると認めるときは、第7条の規定に違反している空き地及び空き家に対して、職員を調査のため立ち入らせることができる。
2 前項の規定により立入調査を行う職員は、その身分を示す証明書を携帯し、土地等所有者から呈示の要求があったときは、これを呈示しなければならない。
3 第1項の規定による立入調査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。

第6章 屋外広告物等に対する特例措置

(屋外広告物に対する特例措置)

第21条 市長は、屋外広告物のうち、府屋外広告物条例第26条の規定を適用し、同条に規定する屋外広告物の除却事務を処理するものとする。
2 市長は、適当と認めた機関、団体又は個人に対して、前項に規定する屋外広告物の除却事務の全部又は一部を行わせ、又は委託することができる。

(迷惑ビラの除却)

第22条 市長は、電話ボックス内、公衆便所内その他公衆が出入りすることができる建物内又は公共の場所の施設に迷惑ビラが表示、又は配置されている場合、当該施設の管理者から迷惑ビラの除却及び除却のための立入りの承諾を得ているときは、当該迷惑ビラを除却することができる。ただし、当該迷惑ビラが表示又は配置されてから相当の期間を経過し、かつ、管理されずに放置されていることが明らかなものであって、当該管理者の承諾を受けずに表示又は配置されているときに限る。
2 市長は、適当と認めた機関、団体又は個人に対して、前項に規定される迷惑ビラの除却事務の全部又は一部を行わせ、又は委託することができる。

第7章 補則

(協力要請)

第23条 市長は、この条例の実施について、必要に応じて関係機関、団体又は必要な知識を有する者に協力を求めることができる。

(環境美化表彰)

第24条 市長は、本条例の理念を理解し、市内において、特に美しいまちづくりの発展と創造に寄与していると認められる個人又は団体に対し、これを表彰することができる。

(助成)

第25条 市長は、本条例の理念を理解し、市内において、特に美しいまちづくりに積極的に取り組んでいる団体に対し、助成又は援助することができる。

(審議会の設置)

第26条 市長は、市が実施する施策の推進その他この条例の施行に関する重要事項を調査、審議するため、審議会を置くことができる。

(推進組織)

第27条 市長は、この条例を効果的に推進するため、関係職員による推進組織を置くことができる。

(委任)

第28条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

第8章 罰則

第29条 第17条に規定する措置命令に違反して定められた期限内に必要な措置を講ずることなく、第18条に規定する措置計画書を期限内に提出せず、又は虚偽の措置計画書を提出した者は、5万円以下の過料に処する。
第30条 正当な理由がなく、第20条第1項の規定による職員の立ち入りを拒み、妨げ、又は忌避した者は、2万円以下の過料に処する。
附 則
この条例は、平成15年4月1日から施行する。ただし、第8章の規定は、平成15年10月1日から施行する。