> > 固定資産税の課税のために利用する目的で保有する空家等の所有者に関する情報の内部利用について
PN2011060401000347.-.-.CI0003

2015.10.22

固定資産税の課税のために利用する目的で保有する空家等の所有者に関する情報の内部利用について

国住備第943号
総行地第25号
平成27年2月26日

固定資産税の課税のために利用する目的で保有する空家等の所有者に関する情報の内部利用等について

 適切な管理が行われていない空家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境 に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み、地域住民の生命、身体又は財産を保護す るとともに、その生活環境の保全を図り、あわせて空家等の活用を促進するため、 空家等に関する施策に関し、国による基本指針の策定、市町村(特別区を含む。) による空家等対策計画の作成その他の空家等に関する施策を推進するために必要な 事項を盛り込んだ空家等対策の推進に関する特別措置法(平成26年法律第127 号。以下「法」という。)が平成26年11月27日に公布され、法第10条の規 定に基づき、市町村長(特別区の区長を含む。以下同じ。)は、空家等の所有者等 に関する情報について、内部で利用することができることとされたところです。

 法は平成27年2月26日から一部施行されることとなりますが、これを受け、 今後、市町村の空家等に関する施策を担当している部局(以下「空家等施策担当部 局」という。)が行う固定資産税の課税のために利用する目的で保有する空家等の 所有者に関する情報の内部利用等の取扱いについては、その適切かつ円滑な実施に 向け、下記事項に御配慮頂くとともに、貴管内市町村(特別区を含み、政令市を除 く。)に対しても周知頂きますようお願いいたします。

 なお、このことについては総務省自治税務局とも協議済みであることを申し添え ます。

1 内部で利用することが可能な情報について

市町村長は、法第10条第1項の規定に基づき、市町村の税務部局が地方税に関 する調査等に関する事務に関して知り得た情報のうち、固定資産税の課税のために 利用する目的で保有する情報であって法第2条第1項に規定する空家等(以下「空 家等」という。)の所有者に関する氏名その他の法の施行のために必要な限度の情 報(具体的には、空家等の所有者(納税義務者)又は必要な場合における納税管理 人の氏名又は名称並びに住所及び電話番号といった事項に限られる。)のうち不動 産登記簿情報等として一般に公開されていないもの(以下「固定資産税関係所有者 情報」という。)について、地方税法第22条の守秘義務に抵触することなく、法 の施行のために必要な限度において、空家等施策担当部局が法に基づく措置を講ずる目的のために、内部で利用することが可能である。
なお、不動産登記簿情報等、一般に公開されている情報については、従前どおり、 地方税法第22条の守秘義務に抵触することなく、利用することが可能である。

2 内部で利用するに当たっての手続

市町村の空家等施策担当部局が固定資産税関係所有者情報の提供を求める際に は、書面により、空家等の敷地の地番その他当該空家等の所在地を確認できる情報 を税務部局に提供した上で提供を求めるなど、照会の方法を事前に税務部局と調整 の上、行うものとする。

3 把握した情報の活用

1により固定資産税関係所有者情報を空家等施策担当部局が利用することができ るのは、法の施行のために必要な限度においてであり、例えば、空家等担当部局が 空家等に係る固定資産税の納税義務者本人又は必要な場合における納税管理人に対 し、空家等の所有者を確認するために連絡をとる場面において固定資産税関係所有 者情報を活用することは可能であるが、納税義務者本人又は必要な場合における納 税管理人以外に固定資産税関係所有者情報を漏らす行為は、法の施行のために必要 な限度においての利用とは解されない。
なお、正当な理由なく固定資産税関係所有者情報を漏らす行為は、地方公務員法 第34条の守秘義務に違反することにも留意が必要である。

4 都知事から特別区の区長への情報の提供

都知事は、特別区の区長から固定資産税関係所有者情報の提供を求められたとき は、法第10条第2項の規定に基づき、この法律の施行のために必要な限度におい て、速やかに当該情報の提供を行うものとされているが、その際に提供が可能な情 報、提供に当たっての手続及び把握した情報の活用については、上記1から3まで に準ずる取扱いとなるものである。