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街の小さな本屋さん。ナツメ書店 | 福岡の観光セレクトサイトTRIP OFF

2015.11.24

【書店×リノベーション事業のオフィス】北九州市・ナツメ書店の誕生秘話

福岡県北九州市にあるナツメ書店は、書籍やリトルプレスを売る「書店」の顔とは別に、もうひとつの顔を持っています。それは、リノベーションまちづくりセンターのオフィス。本を売りながら、空き家や空き店舗のリノベーションの情報を収集し発信するという2面性が、ナツメ書店の最大の特徴といえるでしょう。

オフィス+書店。二つの顔を持つ「まちの余白」空間

オフィス+書店。二つの顔を持つ「まちの余白」空間

しかも、このナツメ書店(リノベーションまちづくりセンター)があるビル「メルカート三番街」自体が築50年を越える古いビルで、リノベーションスクールのセルフリノベーションで改修したものだというのだから、驚きです。

偶然の重なり合いが、ナツメ書店を生む

もともと、リノベーションまちづくりセンターは、街中から少し外れた場所にありました。その場所では、実際的なまちとの接点が持てずにいたことから、場所を移そうという計画を立てます。

また、現在のナツメ書店がある場所は、デザインユニット「余白」の二人が使用していました。ですが、オフィスが手狭に感じるようになり、別の場所に移動することになります。

ちょうどその頃、アートプロジェクトの「ファンタスティック・アーケード・プロジェクト」は、イベントで使用した本や作品を置く場所を探していました。ですが、新しく場所を設けたとして、そこで活動する人が見つからないという状況で…。

この3者の求めるものが、うまい具合に絡み合い、ナツメ書店が誕生します。

セルフリノベーションで作り出した、リノベーションまちづくりセンターのオフィス

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まちづくりセンターには、「書店を開きたい」というスタッフがいました。一方で、 ファンタスティック・アーケード・プロジェクトには、「まちに本のある空間を」というテーマがありました。ここで、2つの理想が1つに重なり合い、まちづくりセンターのオフィス権図書室スペースを作ることになります。

更に、第7回リノベーションスクールのセルフリノベーションの施工対象が決まっていないという問題が起こります。ここで、「余白」が使用していた場所を、リノベーションしてしまおうということになり…。

セルフリノベーション中にスクールの受講生たちが、「オフィス権図書室」ではなく「オフィス権本屋」にしようと事業計画を練り上げ、現在のナツメ書店が誕生した訳です。

様々な偶然が、またとないタイミングで重なり合い、1つの新しいカタチを生み出した好事例ですよね。リノベーション事業のオフィスと、本屋という組み合わせは、相互扶助の関係を生み出し、まちの活性化に大きく貢献したように思います。

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
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