> > 「地域」をまるごとリノベーション。ニシアワーの舞台は、岡山県・西粟倉村から全国へ
ニシアワーとリノベる。

2015.12.02

「地域」をまるごとリノベーション。ニシアワーの舞台は、岡山県・西粟倉村から全国へ

岡山県英田郡西粟倉村の地域再生プロジェクト「ニシアワー(http://nishihour.jp/)」。 既にいろいろなメディアで取り上げられているので、ご存知の方も多いかと思います。

ニシアワーとリノベる。

ニシアワーとリノベる。

ニシアワーは、西粟倉村の資源を利用して製品を作り出し、人々に消費してもらうことで、地域の経済再生に繋げようというプロジェクトです。

廃校をリノベーションして、活動拠点に

その活動拠点となっているのが「森の学校」と呼ばれる廃校を利用した建物です。西粟倉村にあった影石小学校は、1999年に廃校。そして、「森の学校」として2010年に生まれ変わり、体験イベントやフェスなどの催しものが開かれています。この「森の学校」という名は、建物の名前だけでなく、ニシアワーを運営する社名(㈱西粟倉・森の学校)としても使われており、ニシアワーの象徴と呼べる存在になっています。

日本の林業の「いま」

ニシアワーが目指す「地域の資源を利用した経済再生」の産業の主幹となっているのが、西粟倉村の豊かな森林を利用した林業です。新築用の木材だけでなく、リノベーション用の木材にも目を向け、林業によって地域を再生しようとしています。

これは意外とも言えるのですが、日本の木材の品質は、実は高くないんです。その原因のひとつに、林業の衰退が挙げられます。林業が衰退しているということは、森の管理が行き届いていないということ。間伐などをしないと、日光が木に当たらなくなり、良い品質の木が育たなくなってしまいます。

ですが、日本の国土を占める森林率は66%あり、この数値は低くないどころか、世界でもトップクラス。「資源を有効利用できていない」という事実が浮き彫りになっています。

そのような日本の林業界の実情がある中、ニシアワーの活動は自然界においても、経済界においても、非常に効果的であり合理的でもあると言えます。

2015年10月には、「森の学校ホールディングス」を設立し、西粟倉村でやってきた活動を、他の「地域」へと展開していくことになりました。地域をまるごとリノベーションするという思想が、全国に広がる日もそう遠い未来の話ではなさそうです。

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
執筆した記事一覧