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オーナーの想いが建物を、まちを変える築60年の商家カフェ

2016.01.23

歴史ある商家をカフェにリノベーション【福岡県北九州市小倉北区】

最近、住んでいる街を歩いていると、空家らしき建物が目に留まるようになりました(たぶん、いや間違いなく、このような記事を書いているから)。確かに見た目は古くて汚らしいけど、掃除すれば見栄えがするんじゃなかろうか、と思うこともしばしば。空家だったら、もったいないなぁと思いつつも、それをどうにかする資金も気概もないので、そのまま素通りするだけですが。

また、それとは逆に、空き家をリノベーションしたお店もちらほら見かけます。ちょっとした工夫で、ボロボロの空き家がオシャレなカフェに…なんてお店は、恐らくみなさまの家の近隣にもあるかと思います。

オーナーの想いが建物を、まちを変える築60年の商家カフェ

オーナーの想いが建物を、まちを変える築60年の商家カフェ

今回は、「リリリ・リノベーション」から空き家をリノベーションしてカフェを始めたというお話。舞台は、福岡県北九州市小倉北区の魚町です。

使い手のなくなった商家をリノベーションすることに

その建物は、昭和30年頃にオーナーの三木さんの祖父が建てた歴史のある商家でした。地域の人がお見合いをするのに使ったほどの豪華な造りで、その後も三木さんが金物店として利用していました。三木さんが店を閉めた後も、テナントビルとして利用するなど、活用はされていたのですが…。テナントビルで三木さんが経営していたテニスショップを移転した後は、手付かずの状態になってしまいます。

取り壊すか、改修するか。三木さんはその家の将来について悩みます。そんな時に「リノベーションスクール@北九州」の誘いがあり…ここまではいつもの流れですね(笑)。

結局、商家をリノベーションすることに決めた三木さん。利用方法はレンタルスペースでした。再利用できる部分は再利用。必要最小限の補修を施し、傷んだ部分だけ撤去して、リノベーションにかかった費用は約1,000万円。

レンタルスペースにカフェ…。リノベーションは見事に成功!

さて、そのレンタルスペースですが、けっこうな賑わいを見せます。ギャラリースペース、落語や演劇、ミニコンサートなどと、街の人から愛されるスペースに。けれども、レンタルスペースだと、継続的に利用してもらうのは難しい。ならば! とオーナーの三木さんの夢であったカフェを、自らオープンすることになります。

こちらのカフェは平日も満席になるほどの大盛況。お料理の味もさることながら、古い建物の魅力が人々を引き寄せたのでしょう。

最近よく見かける新築住宅は、シンプル過ぎる嫌いがありますよね(私だけか?)。使う側にも作る側にも、非常に合理的なんでしょうが、味気ない気がしてしまいます。今回のような、「日本らしい住宅」の良さを残したリノベーションは、空き家対策の素敵な手段のひとつだと思います。このような施策が広まって、街中が素敵な「日本らしさ」で彩られて…となれば、魅力ある街の誕生です。なので、そのような空き家をお持ちの方、ぜひぜひ、実行に移してみてください。

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
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