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空き家問題をテーマにした展示イベント「叫び展」に行ってきた!

2016.02.07

再建築不可物件の空き家をアートイベントに【東京都大田区】

建築基準法という法律で、敷地が道路に2m以上面してなければ、家を建てることができない、という内容があります。家が密集していて狭い路地にしか面してないエリアは、この法律の適用内になってしまい、既に家が建っていても建て替えができません。

「再建築不可物件」と言われるのが、これにあたります。つまり、この「敷地が道路に2m以上面していない」場所に建っている家は、解体するか改修するしか方法がない訳ですね。
東京都大田区では、「再建築不可物件」が7万6,300戸もあります。

空き家問題をテーマにした展示イベント「叫び展」に行ってきた!

空き家問題をテーマにした展示イベント「叫び展」に行ってきた!

再建築不可物件の空き家が、アートイベントの展示場に!

今回は、この「再建築不可物件」の空き家をリノベーションして、アートイベントを開催した事例のご紹介です。2015年5月に開催されたイベントなのですが……、面白い事例だと思うので書かせて頂きました。引用元は「空き家の活用で社会的課題を解決するブログ」さんです。

そのアートイベントを開催した空き家は、東京都大田区の蒲田にありました。蒲田から大森にかけては、狭い路地にしか面してない再建築不可物件が多いようで。その中の木造平屋の空き家をリノベーションし、アートイベントを開催してしまおう! と考案したのが慶應SFCの学生による企画団体「叫び」です。家政学部建築・ デザイン学科髙橋ゼミナールと手を組み、2015年5月28日から6月1日にかけて、空き家問題をテーマにした展示イベント「叫び展」を開催しました。

再建築不可物件であっても再利用不可ではない

空き家はきれいにリノベーションされていて、リビング、キッチン、和室、バスルーム……と至るところに、イラストなどのアート作品を展示。洗面台や脱衣所まで、アート作品で埋め尽くされていて、完全に「空き家」の領域を超えたシュールな空間へと変貌しました。

会場に訪れた人はTwitterで、「空き家にこんな素敵な使い方があるなんて」と呟く人もいて、アートに興味のある人々に「空き家問題」を意識させる良い機会になったようです。

「再建築不可」な家であっても、「再利用」は可能です。特に都市部や古くからの住宅街では「再建築不可」物件は多くありそう。以前にご紹介した尾道なんかもそうでしたね。面白い空き家対策ではありますが、問題は継続性でしょうか。

ですが、再建築不可物件の空き家に対する、有効的な利用法のひとつであるのに違いはありません。今後もこのような展開が広がるのを、期待したいところです。

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
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