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シャッター商店街に活力を取り戻す。石釜ポポロの挑戦

2016.02.21

ポポロハスマーケットが、シャッター街を活性化【和歌山県和歌山市】

アーチ状の屋根の下に、ずらりと軒を連ねる様々なお店。雨降りの日でも傘要らず、カンカン照りの日も日傘要らず。夜になれば煌々と明かりが灯り、何とも賑やかな雰囲気を醸し出す。通りを歩けば、物欲が刺激されまくりで、余計な物を衝動買い……なんてことになってしまうのも、アーケード商店街の魅力ですよね。

ですが、このアーケード商店街に空き店舗が目立つようになって久しく経ちます。一店舗や二店舗ならまだしも、そのほとんどのお店にシャッターが降り、シャッター街なんて言われる場所も増えています。

シャッター商店街に活力を取り戻す。石釜ポポロの挑戦

シャッター商店街に活力を取り戻す。石釜ポポロの挑戦

和歌山県和歌山市のアーケード街・ぶらくり丁商店街も、そんなシャッター街になりつつありました。平成22年の時点で、27,94%のお店が閉店。いくつもあった百貨店や映画館も次々撤退し、過去の隆盛はどこへやら。

リノベスクール後のイベントが大成功。そして、空き店舗を利用したピザ屋が誕生

今回は、リリリリノベーションさんから、空き家ならぬ空き店舗の再生から、イベントを通じてシャッター街を活性化したという事例のご紹介です。

シャッター街化したぶらくり丁商店街を救ったきっかけは、やはりリノベーションスクールでした。スクールの後実証体験として開催されたイベント「ポポロハスマーケット」は、手作り、ロハスをキーワードにしたお店が出店し、1万人を集客。イベントは大成功に終わったのですが、問題なのはその後です。一時的な集客では、根本的な問題解決にはなりません。

そこで、そのイベントの盛況ぶりを見ていた商店街の前理事長さんが、そのイベントの代表者に「空き店舗を利用して事業をしないか」と打診します。そうして、空き店舗をリノベーションして作ったピザ屋「石窯ポポロ」が誕生しました。

このリノベーションの初期費用は450万、その後の投資も含めると500万~600万の費用がかかりました。内装はワークショップ形式で募集し、2015年2月8日にオープンにこぎつけます。

ポポロハスマーケットが月一レギュラー開催に!

「石窯ポポロ」のオープン日には、大盛況だったポポロハスマーケットを同時開催。この日も多くの人を集め、それ以降は毎月第2日曜日に開催することになります。最初は30店ほどだった出店が徐々に増えていき、やがて約100店が出店する巨大マーケットに発展します。

さて、このポポロハスマーケットの破壊力が凄まじい限りです。毎月6,000人~8,000人の集客があり、このイベントを起点に和歌山市内で様々なイベントや活動が行われるになります。ポポロハスマーケットの拡大版「ポポロハスマーケット まちなかフェスティバル」、水辺環境の向上を目指すミズベリング和歌山、和歌山市駅前でのグリーングリーンプロジェクトなど和歌山大学観光学部による研究や実証実験……などなどなど。

リノベーションスクールが、一つのイベントを生み出し、それを呼び水となって商店街が活気付く……結果として、それが商店街だけでなく、街全体にまで影響を与えるという素晴らしい事例ですね。
商店街のみなさま、シャッター街対策にイベント開催などはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
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