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世界のリノベーション事例がたくさん!「リノベーションの新潮流」

2016.03.31

世界のリノベーションを見る旅へ……リノベガイドブック「リノベーションの新潮流 レガシー・レジェンド・ストーリー」

世界を旅すること。
それは、言葉の違いや生活習慣の違い、街のつくりの違いを、目に焼き付けること、肌で感じること。

今まで書いてきた空き家のリノベーション成功者の中にも、世界を旅してきた人がたくさんいました。世界を見てきたから、わかること。それは、確実にある事象だと思います。

(画像引用元:初夏を迎えたニューヨークの空中公園ハイライン風景 : ニューヨークの遊び方)http://nyliberty.exblog.jp/18458514/

(画像引用元:初夏を迎えたニューヨークの空中公園ハイライン風景 : ニューヨークの遊び方)http://nyliberty.exblog.jp/18458514/

世界のリノベーション事例を紹介する本

今回ご紹介するのは、旅の本です。ただのガイドブックではありません。世界のリノベーション事例を巡る、旅の本です。本のタイトルは、「リノベーションの新潮流 レガシー・レジェンド・ストーリー」。学芸出版社から刊行されています。「空き家の活用で社会的課題を解決するブログ」さんで紹介されていました。

この本では、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、中国、タイといった、世界の様々な国で取り組まれているリノベーション事例が紹介されています。以前にこちらのサイトでもご紹介した、ドイツのライプチッヒの空き家仲介団体「ハウスハルテン」、ニューヨークの高架線跡地公園「ハイライン」、北京の軍需工場がアートのメッカとなった798芸術区など、都市部でのリノベーション事例が中心になっています。

本が紹介する通りに旅をすれば、世界のリノベーションを巡って世界一周旅行ができてしまうでしょう。意欲的な方は、是非、本書の購入と旅の決行をしてみてください(そして、感想を聞かせてください)。

マップ&参考URL

マップ&参考URL

グーグルマップ+本で、よりリアルにリノベ紹介

まあ、でもなかなかそのような豪勢な旅を実行できる人は、そうはいないですよね。こちらの著者(というか、編集者か?)もそう思ったのでしょうか、グーグルのマイマップで本の中で紹介されているリノベーション事例を確認できるようになっています。気になる方は、特設サイトをご覧になってください(http://www.gakugei-pub.jp/gakugeiclub/renovamap/)。サイト内には、このように書かれています。

「PC、スマートフォン、タブレットなどの端末を片手に本書を読み、日本にいながらにして海外のリノベーション街歩きをしてみるのはいかがでしょうか」

実は、これがこの本の一番の楽しみ方なんでしょう。特設サイトから気になる都市名を選ぶと、グーグルマップが表示されます。マップ上には、本で紹介されているリノベーションの施設がピンで示されているので、こちらをクリックすると、バルーンが表示されます。バルーン内には、公式サイトやグーグルプラスページへのリンク、それと、ストリートビューのリンクがあります。

ストリートビューで、ぐるぐるといろいろな角度からリノベーションされた建物や施設を見て回るのは、かなり新鮮で、面白いです。この機能を活用しつつ、本に書かれている紹介文を読めば、知識も深まるでしょう。

……というか、試しにやってみるとグーグルマップの面白さを再認識させられました。普段は、仕事や遊びでナビ代わりに使っているグーグルマップですが、こうした使い方もできたんですよね。家にいながら、PCの前で海外旅行気分がほんのちょっぴり味わえてしまうという。いやはや、面白すぎて恐ろしさすら感じてしまいます。

都市のたたみ方を考える

少々話が脱線しました。この「リノベーションの新潮流」の序章では、破綻都市におけるリノベーションの目的が書かれています。

「縮小していく都市に残された空間ストックを低コストで確保・活用するという、ポジティブな発想を持って、新しい産業やサービスを生み出してまちを再生していくこと」

このモデルとして取り上げられていたのが、アメリカのデトロイトでした。自動車産業で栄えたデトロイトですが、産業の斜陽化によって市の財政が悪化し、今や破綻都市になってしまっているとか。

「都市は成長するばかりではなく縮小することもあるということ」

また、ブログ主さんの言葉には、こうありました。
「都市のたたみ方を考えていく必要があります」

都市のたたみ方……。なるほど、これは深い(笑)。人間も、歳を重ねると人生の「たたみ方」を意識するようになります。かくいう筆者も、既にそんなことを考える年齢になってきました。「発展」や「成長」ばかりに気を取られて、「たたみ方」を忘れてしまうと、とんだしっぺ返しを食うこともあるのではないでしょうか。

また、「たたみ方」を意識することで、価値観が一変します。そうなると、その後の生き方自体も変わってきますよね。たぶん、その規模が大きくなったものが、空き家対策であり、都市のたたみ方なんでしょう。

さてさて、今回ご紹介した「リノベーションの新潮流 レガシー・レジェンド・ストーリー」は、Amason,7net,楽天ブックスの他、Kindleでも発売されています。本書を手にして、世界のリノベーション巡りの旅へ出かけてみましょう。

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
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