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未来住まい方会議(YADOKARI著)三輪舎

2016.05.15

【未来住まい方会議/YADOKARI】の刊行記念トークセッションに行ってきました

当たり前のコトを、当たり前に書きますが、時代によって働き方や住まい方というのは変化するものです。縄文時代や江戸時代と比べて、現代の仕事や生活は明らかに違いますよね。働き方や住まい方は、時代の移り変わりとともに変わっていって当然のコトなんです。

人々の生活において、仕事はもっとも比重の大きいものですから、仕事が変われば生活も変わります。ですから、時流の方向が正しくないと、つまり、社会が正しい方向に進んでいないと、違和感おぼえまくりな働き方、住まい方になってしまいます。

「世間じゃこんな流れだけれど、本当はこうなんじゃない? こっちの方がいいんじゃない?」という動きが、小さいかもしれませんが、あちらこちらで確実に増えてきています。その変化が、動きが、大きなムーブメントになりそうな予感がしています。

今回は、その一つの流れについて書かれている本「未来住まい方会議」をご紹介します。

書名 未来住まい方会議
著者 YADOKARI
出版社 三輪舎
発売日 2016年3月28日

YADOKARIって?

まず、著者のYADOKARIってどんな方でなんでしょう?
ググってみると出てきたのは「未来住まい方会議」というサイト。なんだこれは? とABOUTを見てみると、ヤドカリのイラストが描かれています。でも、背負っているのは貝殻ではありません。小さな木の箱のようなものを背負っています。

実はこの「未来住まい方会議」は、購読者が7万人もいるウェブマガジン。そして、このサイトを運営しているのが、YADOKARIなんです。「未来住まい方会議」では、ミニマルライフ・スモールハウスにスポットをあてて発信し、実際にスモールハウスの施工・管理までしているという、新しい「流れ」を作り出している会社です。

未来住まい方会議

未来住まい方会議

YADOKARIの事業内容

1. 小さな暮らし・スモールハウス・多拠点居住に特化したメディア運営
2. スモールハウスプロデュース・施工・管理支援
3. 空き家・空き地の再利用支援
4. まちづくり地域活性化支援

小さな家と、小さな暮らし。ミニマルライフの考え方

YADOKARIは、さわだいっせいさんと、ウエスギセイタさんの二人が代表を務めている会社です。
お二人がYADOKARIを始めたきっかけは、WEB会社に勤めていた際の働き方と住まい方に疑問を抱いたことにあります。
都内の家賃数十万のマンションに暮らし、仕事は夜遅く、徹夜もしばしば。
家に帰ると、家族はすでに寝息を立てている……この生活は、本当に幸せなの? そのような疑問を抱きます。
そして、このライフスタイルから抜け出すための、働き方と住まい方を考えました。

「こういう暮らし方って、あったらいいよね」
そう思って始めたのが、スモールハウスやミニマルライフの提案でした。

現代社会はインターネットのインフラが整い、地方で暮らしながらも都市部の仕事をこなすことも可能になりました。
働き方と住まい方の選択肢が、広がっているのです。
YADOKARIが提案する、「ミニマルライフ」「多拠点居住」「スモールハウス」「モバイルハウス」は、その選択肢のひとつ。
シンプルに、ミニマルに。自分にとっての最適な場所で、暮らしてゆく。
それは「心の最適化」であり、そうすることでもっとクリエイティブに生きられるはず……。

そのような「小さな暮らし」を実現するための考え方が、この「未来住まい方会議」に書かれています。

湘南T-SITEで刊行記念トークセッション

2016年3月26日、神奈川県の湘南T-SITEで、この本の刊行を記念してトークセッションが開催されました。イベントでは、YADOKARIのお二人のほか、本の発行元「三輪舎」の中岡祐介さんと、同じくYADOKARIの著書「アイム・ミニマリスト」の編集者である有冨誠一郎さんがインタビュワーとして出演。海外、国内のスモールライフの事例を紹介しつつ、お二人の価値観に触れるトークが展開されました。

住まいの「価値観」をちょっと横にズラしてみるだけで、働き方も生き方そのものも大きく変わる可能性があります。このイベントでは、その可能性への「気付き」を参加者へ提供していたように思います。

トークセッションにて。YADOKARIのお二人。向かって左がウエスギさん。右がさわださん。

トークセッションにて。YADOKARIのお二人。向かって左がウエスギさん。右がさわださん。

空き家メディア「休日不動産」

YADOKARIでは、空き家のメディア「休日不動産」も運営していることから、トークの中では、空き家についても話されていました。
最近は、YADOKARIあてに「無料で別荘や空き家をあげます」という問い合わせが月に2,3件ほどあるとのこと。
「住宅が資産になるというのは、もはや幻想。空き家を息子や娘に相続しようとすると拒否されてしまうこともあるようです。お荷物になるならば、若者にタダで譲って地域のために再利用してほしいという要望が多いです」

YADOKARIには、その活動をサポートしている人々が、2,500人もいます。
空き家再生の依頼が来ると、まずサポーターに声がかかり、プロジェクトチームが組まれます。
プロジェクトが終わると解散するという”つながり”。
このつながりは、ソーシャル上で構築されたものです。

「自分たちができるのは、WEBしかない。それ以外のことは何もできないけれど、こういうことをやりたい! と発信したところ、一緒に働きたい、お手伝いしたいという人が出てきて、それを集約していきました。インターネットの会社にいたからこそ、仲間を作ることの大事さ、リアルでつながることの大事さを実感しています」

一人の力ではできないことでも、仲間が集えば可能性が広がります。YADOKARIの活動も、最初はさわださんとウエスギさんの二人から始まりましたが、今では2,500人のサポーターと7万人の読者がいます。多くの人々に支えられ、YADOKARIの提案する「未来の住まい方」が一冊の本になり、更に大きな広がりを見せようとしています。

この記事を書いた人
relax-man 空き家LOVEなフリーライター 「空き家」って、コトバの響きからして何だか素敵じゃありませんか? あきや・アキヤ・AKIYA・秋谷…って、あれ? 何か違う?! そのような訳で、空き家問題にはコトバの響きから興味を持ったという、茨城在住のフリーライターrelax-manです。 主な執筆分野は、山(低山)と農業。 今後は、空き家問題を右斜め45度の視点で(?)書いていきます! :Facebook :Twitter http://relax0906.wix.com/farmers-story
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