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2015.10.15

築30年の空き家を活用した貸し別荘で、憧れの『鎌倉生活』を疑似体験!

家主の思い出がたっぷり詰まった空き家を『貸し別荘にする』という新発想

日本国内における深刻な空き家問題については、これまでにも【HOME’S PRESS】内で繰り返しご紹介しているが、今回は古都・鎌倉で『空き家を貸し別荘にする』というユニークな空き家活用法が話題を呼んでいると聞いて現地へ赴いた。

神奈川県発表の資料によると、県下における“利用目的のない空き家(相続等で取得したものの居住予定がない、居住者がいない住宅など)”は5年ごとの調査で約1.6倍ずつ倍増しており、特に高齢者世帯が多い鎌倉・湘南地区では、今後の空家率増加を抑止するために自治体をあげて『空き家バンク』等の取り組みをスタートしている。

その鎌倉において、『空き家を貸し別荘にする』というプロジェクトをはじめたのは、渋谷区神宮前にオフィスを構える『STAYCATION~ステイケイション~』。もともとは別荘建築等を手がける設計事務所から派生した不動産サービス会社だ。

代表の吉村真代氏によると、別荘の設計デザインに携わる過程で鎌倉・湘南エリアの空き家問題に直面し、“新しい器ばかりを作るのではなく、残す工夫をすることも必要なのではないか”と考えるようになった事が、1日1組限定の貸し別荘『COME KAM. OMACHI~カムカムオオマチ~』オープンのきっかけになったという。

街並みと環境保存にもつながる空き家の別荘活用

「一軒家やコンドミニアムを貸しきって余暇を過ごす『バケーションレンタル』は、欧米ではごくごく一般的な空き家活用法として知られていますが、残念ながら日本ではまだ広く認知されていません」と語る吉村氏。

吉村氏は、これまでにも自身の海外生活経験を生かし、1週間単位の貸し別荘『Nowhere resort』を葉山・佐島・秋谷の3ヶ所で運営。“7日間の海辺の暮らし”を体感するバケーションスタイルを提案してきたが、鎌倉市内での空き家問題に直面し、“もっと気軽に、1日から利用できる貸し別荘として活用できないか”と、新しい空き家活用法を発案した。

「鎌倉市内には、街の財産として保存すべき立派な住宅がたくさんあるのですが、地域住民の方の高齢化や家族構成の変化に伴い、家主不在のまま放置されている空き家が急増しています。“思い出の詰まった家を取り壊すのは忍びないし、更地にすると今よりも税金が高くなる、でもこの場所に住み続けることはできない…何か良い方法はないだろうか?”と、あるオーナーの方から相談を受け、貸し別荘にするアイデアを思いつきました。

空き家が増えるということは、地域の防犯性や環境問題にも直結します。“美しい街並みと環境を保存する”ためにも、貸し別荘としての活用は有効な対策だと考えられます」(吉村氏談)。

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この記事を書いた人
佐野 隼一朗 空き家キュレーター/建築士 37歳2児の父親。建築や店舗の設計をする傍ら、空き家問題について興味を持ち様々な活動をリサーチしている中で気づくと空き家キュレーターになってました。空き家問題をポジティブに変える活動を目指して日々リサーチ&ディベロップ。美味しいラーメンとステーキにも詳しい。 :Facebook :Twitter http://syunichiro.com
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